たった一人の友達 後編 投稿者:リンカ 投稿日:2006/11/27(Mon) 15:05 No.27
…………いつまでこの状態が続くだろう…………
…………あの子には…体力というものが…無いのか?…………
…………『チビとしか言いようの無い』あの子には…………
テ「なんかどっかでチビという言葉が聞こえたような…」 心の叫びも聞いてしまう地獄耳女…名をティアナと言う
デ「気にしないでいいんじゃない♪」 テ「微笑が妙に気にくわない。」 …勘の鋭いチビだ… テ「あ……。」 デ「でっ。」 急に私の服から手を離す。背中に軽い痛みが走る。 まぁティアナの背を考えれば全然痛くないのだが テ「そうそう!!手配書見たよ!!偽名使ってたの!?」 デ「本名忘れた。」 テ「アホじゃん!!」 デ「この頃忘れっぽくてね。」 …チビにアホとは言われたくないね!! デ「アンタのコトも忘れる寸前だったよ。」 テ「げ!!異常じゃん!!」 …だからチビに(以下略) テ「ちなみに本名は○○○(理由あってお教えできません)だからね。」 デ「これから禁句としよう…。」 どう見ても焦っている顔だった…それを見て微笑むティアナは『小悪魔』だ。 テ「で、今日から『ディア姉(ねえ)』って呼ぶからね!!」 デ「どうでもいいから。」 テ「じゃ、行こうか…。」 話し終わるとまた引きずられる運命となった…。
…………沈黙の時……うざったい女との話が途絶えるこの時間に…… 私は幸福を感じてしまう…………
…………引きずられたまま1つの建物が目に入る………… セントへレンズじょ…う? デ「え!?」 テ「どしたの?」 デ「どうしたも何もこの先はセントへレンズ城だよ?」 テ「あ、なんだそんなこと…。 この先のセントへレンズ城の裏に洞窟があって、 遠回りもメンドイから突っ切って行こうと思って…。」
…………ズボラ…………
デ「てことは城壁を登るのか…。」 ティアナにはよくこんなことでつきあっているのでなんとなく判る…。 まあ、つきあっていて生きているのがおかしいと思うこともあるけど…。 テ「泥棒と勘違いされて兵士が追ってくるかも…」 デ「小さな泥棒ねぇ…あ、失言。」
…今、少しティアナのデコが動いたような気がした…
テ「とりあえず、兵士がいなければいいんだけどね〜……大当たり…」 ティアナの見た方向を確認するとそこには銀髪の… デ「銀髪…。」 その青年『ユウ』は何かをブツブツ語っていた…。
ユ「リナめ覚えてろよ…。何が、買い物行くからお掃除お願い♪だ!! オマケに、私の部下達と訓練もしといてね♪と来た!! もうリナの前で暇だなぁなんて大声でいわねえぞ!!リナは…」
テ「無視するにも城壁登ったら、バレるよね…」 デ「それ以前に声大きいよ…」 ユ「んあ?ディアと…子供?お前の?いつ出来たんだ?」 ……2人が…キレた……
ユ「で…そいつは…誰な…んだ。」 テ「後で呪ってやる…。」
ディアはティアナのことを少し話す。
ユ「ほ〜。お前の友達ねぇ…。」 明らかに疑いの目がディアに行く。 デ「何が言いたいの?」 …笑顔だ…怖さを物凄く感じる笑顔だ… ユ「いや、何でもない」 テ「で!!こいつは誰?」 ユ「こ、こいつぅ!?俺に向かってそんな口たたくんじゃねぇ!!」 デ「四大将軍のユウ・スティンまたは銀髪」 ユ「おい!!その説明はひどいだろ!!」 テ「ユウ・スティン…?」 ティアナの顔が青ざめてゆく。 テ「こいつが!?」 間を空けて驚いたように話す…。 テ「こいつが幽霊嫌いのユウ・スティン〜!?」 ビリビリと声が響き渡る…。 テ「幽霊をバッタバッタとなぎ倒す、幽霊の天敵!!」 ユ「幽霊の話はするなぁ!!」
テ「…。」 ユ「え?なんか悪いことした?」 デ「(小声)アイツは幽霊大好き女だ!!」 ユ「(小声)なにー!!」 テ「そこ、うっさい!!」 デ「(小声)そして地獄耳だ!!」
テ「とにかくこいつはあとでやるとして、雪女ちゃんに会いに行かなきゃ♪」 ひらきなおった。 このときディアは初めて知った、会う幽霊が雪女だということを…。 テ「でも、もう遅いしあとでにしようじゃあね〜♪」
開き直りの早い女だ…。 2人ともそう思っただろう…。 ユウはあきれながらへたり込む。 ユ「なんだ、あのガキ…。物凄い殺気とオーラが…」 この発言をしたとき、ディアはクスリと笑う…。 デ「いま、ガキって言ったね?」 ユウは何故ディアが笑っているのか判らない…。 デ「銀髪の歳は20だったよね?」 軽くうなずく。 デ「ティアナは24歳だよ…クススススス。」 大笑いを始めるディア。 そして、 ユ「うそだろーーーーーーーーーーーーー!?」 と、驚きを隠せないユウであった。
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