◆もしも同窓会があったら◆ これはカイン達が魔王を倒した世界の物語である この世界では誰も死んでいない カイン「魔王倒してから10年か…忙しくて顔を合わせてないから 同窓会でもするか」 ユウ「という訳で集まった訳だが…何で俺とお前しか居ないんだよ…」 カイン「しょうがないさ皆忙しいんだから」 ユウ「ルイ兄は魔獣討伐、シェイドはアルディア王国との会談で出れないとして…なんでリナも居ないんだよ!」 カイン「いや、ヴェイク将ぐ…師範とクロス大陸まで出かけに行ったんだ…」 ユウ「なんで今日なんだよ!」 カイン「映画を見に行くそうだ」 ユウ「映画ね…映画…じゃあ、リナとヴェイク師範も良いとしてそれでも俺達2人ってのは…」 ガラガラとドアが開く音が聞こえた…その先に居た人物はなんと コジッペ「来たでー」 カイン「コジッペ!」 ユウ「………」 カイン「どうだユウ!これで少しは盛り上がるだろ?」 ユウ「盛り上がる訳ねぇだろ…」 カイン「何故だ?」 ユウ「こいつはお前とはゆかりある人物かもしれないが…俺とは何の交流もないんだよ!」 カイン「そ、そうだったのか!」 ユウ「知らなかったのかよ…」 コジッペ「こんなに暗いと何もユウえませんな」 ユウ「………」 カイン「………」 コジッペ「………」 カイン「…今日は帰るか?」 コジッペ「なんでやねん!」 カイン「このメンツでは心細いな…」 ガラガラとドアが開く音が聞こえた次に来た人物はなんと ソラ「やっほ〜!カインちゃん来たよ〜!」 カイン「ソラ!」 ソラ「ちゃんとお兄ちゃんも連れてきたよ!」 アラン「カイン将軍お久しぶりです」 カイン「アラン!元気にやってたか!」 アラン「はい!」 カイン「兵士辞めてから何やってたんだ?」 アラン「ライドネルの酒場で働いて居ましたそこで縁があってその酒場の常連さんと結婚しました」 カイン「そ、そうだったのか!リュウに教えてやりたいな!」 ユウ「………」 カイン「…ユウ?」 ユウ「帰る!」 カイン「お、おい!」 ……… ユウ「あーぁ、勢いよく出てちまったな    …そういえばルカに留守番させてるけど大丈夫かな…」 そう考えて歩いていると遠くからユウを呼ぶ声が聞こえた 「あれ?ユウ?  こんな所で何してるの?」 ユウ「フ、フリージア!」 フリージア「久しぶり、元気にしてた?」 ユウ「そっちこそ元気にしてたか?」 フリージア「うん!こっちはこっちで楽しんでるよ」 ユウ「そっか…でもビックリしたなカインと結婚したって聞いた時は」 フリージア「何年前の話をしてるの」 フリージアは照れ臭そうにそう言った ユウ「でも、何でお前は同窓会来なかったんだ?」 フリージア「ちょっとお姉ちゃんとジャンとおじいちゃんとご飯食べる約束があったから…」 ユウ「あーぁ帰ってたのか、でも何でこんな所に?」 フリージア「それはこっちの台詞だよ、ここはスノースリーブス村の近くだよ?」 ユウ「何っ!?通りで寒いと思ったら…」 フリージア「そういえば、初めて会った時もここだったね」 ユウ「あぁ、そういえばそうだったな」 フリージア「あれから色々あったね…」 ユウ「確かにな…聖ヘレンズ将軍になってカインと出会って    フリージアと再開して…魔王と戦って・・・それから10年で色々あったな…」 フリージア「でも、ユウやリナさんルイお兄ちゃんにカインさんシェイド陛下以外の皆は       兵士を辞めて行ったね」 ユウ「まぁ、そこまで顔見知りじゃなかったけど皆元気だったな」 フリージア「ユウは誰に会いたかったの?」 ユウ「そりゃ、アオイとかサキとか…あとハゲちゃびんにも会いたいな!」 フリージア「私も色んな人に会ってみたいな」 ユウ「そうだな」 ぐぅ〜とユウの腹が鳴った ユウ「そういえば何も食ってなかったな…」 フリージア「じゃあ、家で食べて行く?」 ユウ「まじで!カトレアさんの料理食べるの久しぶりだな!」 フリージア「じゃあ、来る?」 ユウ「行く行く!」 ……… カイン「もうダメだ…」 シリア「何言ってるのこれくらいで!     男だったらウォッカ10杯くらい余裕でしょ!」 カイン「無茶だ…」 リュウ「このスパゲッティ上手い!おかわり!」 アラン「その年になってもよく食べれるな…これで6杯目…」 ソラ「よく太らないね…うらやましい…」 ナタリー「ソラちゃんそこまで太くないじゃない」 コジッペ「2次会はイージスの町で良いじすか!」 ダグラス「だっははははは相変わらずつまんねぇな」 ……… ユウ「くぅ〜やっぱカトレアさんのビビンバステーキは最高!」 フリージア「やっぱお姉ちゃんは凄いなぁ…」 カトレア「そんな事ないわよ      フリージアも中々腕が上がってきてるわよ」 ジャン「フリージア姉ちゃんの料理も上手いよ!」 フリージア「ありがとう」 ザクソン「賑やかな食卓でワシは嬉しいぞ」 ユウ「そういえば何か忘れてるような…」 ルカ「お腹減ったダニぃ…」 終わり ◆投稿者のコメント◆ フェスティバルが開催しているという事を知ったのがたった今!(11月23日現在) フェスティバルの常連になると誓ったのでかなり焦り気味でした・・・勿論今年も投稿します! 今回は・・・というより今回も妄想パワーぶっちぎりで作りました。 ※文章書いてるのが深夜なのでテンションがおかしいです。 ◆企画者のコメント◆ もしもあの時にカインが魔王を倒し、世界が平和になったならば という設定での物語内容が素敵です。 亡くなったキャラ達も勢揃いしているので、懐かしい感じがします。 何年経っても、コジッペのギャグは寒いようですね(笑) 賑やかで楽しい同窓会を書いてくださり、ありがとうございます。