◆バジルの特訓◆ バジルは毎日魔物と戯れていた。 バジル「弱すぎる弱すぎるぞお前らヒャハッハーーー」 魔物「もう勘弁してくださいバジル様」 バジル「ああん魔物くせして一端の口を出すんじゃない」 魔物「そんなーー」 と今日もバジルは絶好調である。 バジルといえば魔将軍の中でも一番弱い上自分より格下じゃないと本領発揮できない。 いわゆる典型的な小物である。 これはFREEJIAVのエンディング後のお話 主人公達に敗れ、居城に帰った後・・・ バジル「ク、負けただと・・そんなばずがない」 ソフィア「弱いわ」 キリト「弱いですね」 サキ「弱わ・・」 バジル「おまえら、俺を馬鹿にしてるのか!」 一同「当然」 バジル「・・・・・・」 今までにない屈辱を浴びせられて怒りが頂点に達した。 バジル「酒飲んでくる!!!!」 急ぎ足に廊下を駆けていった。 ソフィア「行ってしまったわね」 キリト「怒りっぽい性格変わってないなー」 サキ「当たり前ですわ、あれぐらい言わないと通じないから」 バジル「マスターもう一本」 マスター「バジルさん飲みすぎですよ、もうおやめになったほうが良いですよ」 バジル「うるせー今日は一日中飲むぞ」 マスター「やれやれ」 あれから1時間たった。 バジルはよいが回ってきたので流石に帰ることにした。 バジル「じゃ帰るとするか」 兵士「ちょっと待った」 バジル「なんだおまえは」 兵士「強くなりたくはないかね」 バジル「はあ?」 兵士「仲間に馬鹿にされるのは嫌かね?」 バジル「・・・・」 一瞬戸惑ったけれど バジル「どうやったら強くなれる?」 兵士「ある人物に逢わしてやる明日ここにもう一度来い」 最初なにいってんのかわからなかったけど、今より強くなりたいし、負け続けは俺のプライドが許さない。              次の日 バジル昨日のことを思い出し、酒場に行った。 行ったのはいいが良く見たら歳老いた爺さんがいた。 バジル「おい、来たのはいいが兵士と爺さんしかいないじゃないか!!馬鹿にされてるのか?」 兵士「黙れ、お前は俺の言ったことを聞いてればいい」 バジル「・・・・・」 兵士「おおっと言うことがあるけど爺さんについてあまり聞かないでくれ、なにかと秘密主義でねえ・・」 バジル「俺は何をすればいい」 兵士「爺さんについて行きそこで修行をしてくればいい。後、文句を言うなよ。おまえは修行されてる身なんだから」 兵士「じゃあ俺はここまでだ、しっかり修行してこいや」 爺さん「付いて来い」 言われたとおり付いてきたらとある家に着いた。 バジル「ここはどこだ」 爺さん「わしの家だ」 バジルはびくっりした。辺りを見回すと草原ばかりでしかも古くさい家だった。 バジル「まずは何からやればいいんだ?」 爺さん「そうだなまずは庭の雑草からかな」 バジル「庭の雑草?」 一瞬聞き間違えかと思った。 爺さん「そうだ庭の草むしりからじゃ」 バジル「いい加減にしろよ爺さん。こっちは強くなるために修行しに来てんだ。なんで俺様が草むしりしなきゃならないんだ!!!!!」 あ、しまった兵士の言われたことを思い出した。 やばいと思った瞬間爺さんはこちらに威圧してきた。 爺さん「ああーーー 」 この俺が初めてびびった。怖い。 ここは素直に謝んないと。 バジル「すいませんでした。もう二度とこんな口を聞きません」 せっいっぱい謝った。 そういうと爺さんもわかったようで 爺さん「わかったんならよろしい、それから部屋の掃除もしてくれ」 バジル「はい!!」 それから一ヶ月経とうとした。 たまに体を鍛える階段上りやランニングをした。 爺さん「よく頑張ったな、最後に魔獣を討伐して欲しいんじゃ、魔獣の居場所は地図に書いたから、それを頼りにしながら行くといいじゃ、 後、倒したらここまで報告に来るんじゃよ」 バジル「わかりました、行ってきます」 魔獣の場所はここからけっこう遠い、けれどいままでの修行に比べればたいした距離じゃなかった。 ようやく着いた。周りをみると溶岩がいっぱいある火山だった。 バジル「熱い、けれど進むしかない」 バジルは危険だと思いながらも前にいくしかないと思った。 何度も危ない目にあったけどここでくじけたらいいまでのことがすべて台無しと思いここはひたすら我慢した。 そうしてる内に一番奥までたどり着いた。 バジル「ふう、やっと着いた」 ここで深呼吸をした。 久しぶりにしたな深呼吸。 今までこういう経験なかったな。 バジル「さあて魔獣が見えたので討伐するか」 いままでのバジルは先手必勝で卑怯なことをやってけれど今日のバジルは一味違った。 正々堂々と真正面と魔獣に立ち向かった。 魔獣との実力は五分五分だった。 バジル「くそ、決着がつかない」 バジルは焦っていた。このまま続けばいつか体力がなく倒れれてしまう。 しかたなく一旦魔獣と離れて深呼吸をした。 いったい何が悪いのか考えた。 考えてた瞬間ひらめいた。 ああこうことだんだ。 わかった瞬間魔獣とまた対立した。 バジル「いっけーー」 バジルは何とか魔獣に勝った。 バジル「帰るか」 バジル「帰ってきたぞ」 爺さん「どうじゃた?」 バジル「倒してきた」 爺さん「そうか、それで他にわかったことはあるかね」 バジル「はいじぶんの欠点がわかりました。それは精神です。 今まで、すぐにかっとなって、我を見失っていました。。 爺さん「そうじゃお前さんには忍耐力がなかったんじゃ。それがわかればもう教えることはないのだ。解散」 バジル「ありがとうございます!!!!!」 ◆投稿者のコメント◆ ここまで見ていただきありがとうございます。 稚拙な文章や漢字の間違え、文節がおかしいなどありますが、 そこは目を瞑っていだいたらいいなっと思います。 ◆企画者のコメント◆ バジルの小物臭がますますパワーアップしています(笑 弱いのに妙にプライドが高いので、皆からバカにされるんでしょうね。 でも強くなるためなら、一生懸命になれるのが彼の良いところ。 精神を鍛えられたバジルは、もうバカにされることはないでしょう。 バジルを更正したこの老人は只者ではないですね♪