◆別荘◆ シオン、ティナ、バンガードはとある島にいました。 ティナ「まったくここはどこなのよ・・・。」 バンガード「落ち着けって。とりあえずここがどこなのかさえ分からないのにそんなにイライラしても仕方ないだろう。」 シオン「確かにそうだね。」 3人はどうしてそうなったのかというと・・・・。 −−−−数時間前−−−− ティナ「ほら。2人とも急いで漕いでね。」 バンガード「何を偉そうに。」 ティナ「何か言った?」 バンガード「いいえ、別に。」 ティナ「大体何でこんな手ごきボートなんだよ。」 バンガード「しょうがないだろう。もとあと言えばティナがいろんなものを買いまくっているからこんなのしか手に入らないのだから。」 ティナ「なによ。別にいいじゃない。」 シオン「とにかく2人とも落ち着けって。早くしないと終わらないぞ。」 バンガード「そうだな。とっとと漕ぐか。」 3人はとある依頼で海を渡るのだがお金がなかったので手ごきボートで行くのであった。 その時大きな波が見えてきました。 シオン・ティナ・バンガード「・・・。」 バンガード「なあ・・・。これやばいじゃないの・・・。」 ティナ「まずいね・・・。」 シオン「そうだな・・・。」 ティナ「とっとと漕ぐわよ。」 バンガード「言われなくても分かっているよ。」 2人は一所懸命漕ぎましたがそれもむなしく3人は波に飲み込まれました。 そして3人はとある島に漂流しました。 −−−−そして現在−−−− バンガード「とりあえず何か食えるものでも探そうよ。」 ティナ「ちょっと待って。もし毒とか食べたりしたら大変よ。いったん船が来るのを待ちましょうよ。」 バンガード「そんなことしてたら腹が減って死んでしまうよ。」 シオン「2人とも喧嘩するなよ。」 その時誰かが来ました。 ?「おい、誰かいるのか。」 ティナ「あの声は・・・。」 するとカインがやってきました。 カイン「シオン、ティナそれにバンガードじゃないか。いったいどうしたんだ。」 バンガード「カインさんではないですか。カインさんこそ何しているのですか。」 カイン「ちょっととある魔物の討伐の依頼を終わらせたのだけどその依頼人がぜひともその人の別荘があるので泊まってくださいと言われてとりあえず休暇を取っていくことになったんだ。」 シオン「なるほど。カインさん1人で来たのですか?」 カイン「いや、ユウとシェイドとリナもいる。」 ティナ「あの4大将軍が宿泊いるとはすごいですね。」 カイン「それにしてもどうしてこんなところにいるんだ?」 シオン「実はとある依頼である人を探しているのです。」 カイン「なるほどね。ここで話すのもなんだしこの近くにある別荘にでも入りなよ。」 ティナ「でもいいのですか。私たちが入っても・・・。」 カイン「大丈夫だよ。とりあえず知り合いなんだしその依頼人もわかってくれるだろう。」 ティナ「それじゃお言葉に甘えてはいらせてもらいます。」 4人は近くにある別荘に入りました。 ユウ「おっ。カインどこに行ってた?」 カイン「ちょっと散歩。」 ユウ「ふぅーん。ところで・・・・。シオン、バンガード、それにティナまでいるじゃないか。どうしてこんなところにいるの。」 ティナ「実は・・・ある人物を探す依頼で海を小舟で渡っているときに波に飲み込まれてここにたどり着いたのです・」 ユウ「なるほどね。」 そこにリナが来ました。 リナ「カイン。どこに行ってたの。」 カイン「散歩。」 リナ「まったく・・・。あら。シオンにバンガードにティナまでいるじゃない。どうしたの。」 シオン「実は依頼をしているときに小舟で渡っているときに波に飲み込まれたのです。」 リナ「それは大変だったね・・・。」 バンガード「まったく、誰のせいだか。」 ティナ「ちょっと。私が悪いって言うのかよ。」 シオン「2人とも落ち着いて。」 カイン「まぁ依頼でたまにはこういうこともあると思って今日はここに泊ったら。」 シオン「いいのですか。僕たちのような人がここに泊っても。」 リナ「いいのよ。ちょっと材料を多めに買ってきたのだから。それにうちらだけでもちょっと寂しいしね。」 ティナ「じゃあお言葉に甘えて泊らせてもらいます。」 そこにシェイドが来ました。 シェイド「おい。料理作るの手伝ってよ。」 リナ「あっ。ごめんね・・・。でもその前にちょっと量を多めにすることに変更したわ。」 シェイド「どうして・・・。なるほど。」 ティナ「せっかく何もやらないで泊らせる上にごちそうなんてすみません・・・。」 カイン「気にしないで。」 ティナ「そういうわけにもいきません。何か手伝えることないでしょうか」 リナ「じゃあ、こっちを手伝ってもらえないだろうか。」 ティナ「はい。もちろん。」 ティナはリナのいるキッチンに行きました。 カイン「そういえばある人物って誰なの。」 ユウ「確かに気になるね。もしかしたら知っている人かもしれないからとりあえず名前を教えてくれないかな。」 シオン「いいですよ。確か名前は・・・・。トレビアン・G・・・。」 その時カインの何かひびが入るような音がした。 そしてカインが急に立ち上がりだした。 ユウ「おい・・・。大丈夫か・・・。」 カイン「ちょっと散歩してくる。」 ユウ「おう・・・・。」 そしてカインはまた外に出ました・・・。」 リナ「ちょっとカイン。どこにいくの。」 シェイド「おい。お前もなんか手伝えよ。」 ユウ「いや・・・。あのままにしたほうがいい。」 リナ「どういうこと?」 ユウ「トレビアンを探す依頼をこいつらがしているって・・・。」 シェイド&リナ「・・・。」 ティナ「どうしたのですか。」 リナ「ティナ。この依頼は気をつけてね。」 ティナ「はぁ・・・。リナさんがそういうのでしたら気をつけてきます。」 シオン「この依頼はまずかったですか。」 ユウ「完全にやばい依頼だよ。」 バンガード「なにかあったのかは聞きませんが注意します・・・。」 ユウ、リナ、シェイド、シオン、バンガード、ティナはどんよりした空気になりました。 一方カインはというと・・・。 カイン「・・・・。」 ものすごいオーラが出ていました。 果たしてその依頼は無事にクリアできるのでしょうか・・・。 ―完― ◆投稿者のコメント◆ こういったノベルでもいいかなと思って作りました。 楽しく読んでもらえるとうれしいです。 ◆企画者のコメント◆ 聖ヘレンズ4将軍とシオン達の共演は、とっても豪華ですね。 それにしても凄い依頼です。まさか王子様の捜索とは…。 でも報酬額は国が出すでしょうから、もの凄く高そうですね。 カインにとっては関わりたくない人物でしょうけれども。